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BSNラジオ 朗読ふるさと散歩 am8:25〜30 火曜日放送原稿 【杉玉】 この時期多くの方がお酒を飲まれると思います。 冬はお鍋と熱燗。体暖まります。日本酒と言えば、 1ヵ月くらい前、12月初めになりますが、杉玉祭りに行ってきました。 造り酒屋の軒先に蜂の巣のような大きな丸い茶色の玉が吊されているのを見たことがありませんか? その玉が杉玉です。 今回杉玉祭りと称し、新酒のお披露目があると聞き、巻にある造り酒屋、上原酒造さんへ行きました。 蒼々とした杉の葉で造った杉玉が9個も下がっています。 杉玉とは、杉の葉・穂先を集めてボール状にした物です。 酒林(さかばやし)とも呼ばれています。 毎年2,3個は作っているそうですが、今回は若者への伝承の意味も兼ね、江戸時代の様々な形の杉玉9個も作ったということです。 普通は丸い球体ですが、江戸時代の木版画イラスト付風俗研究本「守貞漫稿(もりさだまんこう)」という本を参考にして、今回は復元したというのです。 鉄アレイの様な形や、上の方だけ丸くカットせずお野菜のカブの形をした物や、リボンの様に真ん中を縛っただけの物やさまざまです。 日本酒の造り酒屋などの軒先に緑の杉玉を吊すことで、新酒が出来たことを知らせる役割を果たし、「新酒を搾り始めました」という合図です。 吊るされたばかりの杉玉はまだ蒼々としていますが、やがて枯れて茶色がかってくる。 この色の変化が人々に、新酒の熟成の具合をお知らせしているそうです。 酒屋の看板のように受け取られがちですが、元々は酒の神様に感謝を捧げるものであったとされるようです。 何故杉かというと、杉の葉は酒の腐敗をなおすからスギの葉をつるすという説があります。 その杉玉は酒屋の杜氏(とうじ)さんや酒屋の関係者が作ったそうです。 上原酒造さんの杜氏さんは、40年間も杉玉を作っているベテランさんです。 出来上がった杉玉の側に行くと杉の香りが爽やかに感じます。 搾り上がった新酒を振る舞われ、青空の下でほろ酔い気分に成りました。 日本はいい風習が残っていますね。 (完) ※12月に行われた杉玉祭りの様子は以前12月9日のブログを御覧下さい。 http://52567921.at.webry.info/200812/article_6.html |
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